Sunday, September 26, 2010
Hendrick Conrad Joannes Heusken
いまや私がいとしさを覚え始めている国よ。この進歩はほんとうにお前のための文明なのか。この国の人びとの質朴な習俗とともに、その飾り気のなさを私は賛美する。この国土の豊かさを見、いたるところに満ちている子どもたちの愉しい笑い声を聞き、そしてどこにも悲惨なものを見いだすことができなかった私は、おお、神よ、この幸福な情景がいまや終わりを迎えようとしており、西洋の人びとが彼らの重大な悪徳を持ち込もうとしているように思われてならない。
1 comment:
s.A
September 26, 2010 at 10:10 PM
ヒュースケン日本日記 1855~1861 (岩波文庫)
ヒュースケン (著), 青木 枝朗 (翻訳)
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