この教えは、既成概念や常識といったものを、覆さないと理解できないといいます。物質的に存在するものも、自分が存在するという概念や感覚、思想や思考、感情さえもないと。
つまり、私たちが生きているこの世界には執着すべきものなど何一つない、という意味です。
なんの執着も持っていない無垢な赤ん坊や子どもは、私たちの心の中に眠っている本当の姿です。子どものときのような気持ちになって、概念にとらわれることなく、身の回りで起きることも、目に見えるものも、ただあるがままに受け止められるようになれば、悲しいとか、つらいという、自分を苦しめる感情から解放されます。
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