Friday, January 27, 2012

地震調査研究推進本部

立川断層帯

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  1. 立川断層帯は、埼玉県入間郡名栗村から東京都青梅市、立川市を経て府中市に至る断層帯で、名栗断層と立川断層から構成されています。全体として長さは約33kmで、概ね北西-南東方向に延びています。本断層帯は北東側が相対的に隆起する断層で、北西部では左横ずれを伴います。

    立川断層帯の平均的な上下方向のずれの速度は、0.2-0.3m/千年程度と推定されます。本断層帯の最新活動時期は約2万年前以後、約1万3千年前以前で、平均活動間隔は1万-1万5千年程度であった可能性があります。

    立川断層帯では、将来マグニチュード7.4程度の地震が発生すると推定され、その際に北東側が相対的に2-3m程度高まる撓(たわ)みや段差が生じる可能性があります。本断層帯は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の活断層の中ではやや高いグループに属することになります。

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