Sunday, May 23, 2010

松原泰道

。。空ずるということは、どこにもとどまらないといってもいいのです。すべて、とどまると機能は停止してしまいます。
。。知識があるというところにもとどまるな、無いというところにもとどまるな、とどまらないという心にもとどまるな、と次から次へと停滞しないように進んで行くのが般若の知恵です。
。。もともと、すべては移り変わってゆくのです。
。。停まっているものは何もありません。この道理がほんとうにわかると、執着することの無意味がよくわかってきます。
。。そこに腰かけていてはいけないのです。無常観に渋滞していると、人間は虚無的になります。立ちあがって進まなければいけないのです。

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