Sunday, April 8, 2012

小澤征良

改めて港の、海の向こうに広がる世界の存在を思うと、日々の中で自分がいかに小さな空間だけを見ていたか痛感した。寝起きする家と、日中の大半を過ごす会社と仕事仲間や友だちとの時間。まるで世界はそれだけであるかのように、私は忙しさに目を回しながら、会社と友だちと家の間を行ったり来たりした。そのうちにフィンランド人のマジシャンやネットで読んだ言葉をぼんやり思い起こした。
下ばかり見ていると足下にあるものしか見えないけれど、ふっと視線をあげるだけで信じられないほど広くて、大きなうつくしい夜空やオーロラが見えるかもしれない‥‥‥。

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