中国人はよく収入に関して「白」「灰色」「黒」という三つの色を使って区別する。大雑把に言えば、「白」が給料やボーナスなどの正規収入を指し、「灰色」は副収入、「黒」は賄賂など違法な収入ということになる。だが、日本人のイメージがそのまま通用しないのは、中国社会においては「灰色」のゾーンが極めて広く、かつ普遍的に社会に存在していると考えられることだ。多寡の違いこそあれ、都市生活者のほとんどは何らかの形で非正規の収入を得ているといっても過言ではない。なかでも権力や権限と縁の深い業種や職種にある者は、「灰色収入」が「白色収入」を上回るケースが、むしろ当たり前だと考えられているほどなのだ。
「中国の地下経済」富坂聰
ReplyDelete現代の世界中の中国人が信奉する拝金教を考えれば、民主化などあり得ないことがわかる。大衆の集団的熱狂エネルギーをきわどく制御している共産主義政権が倒れたら、その害毒は野放図に吐き出される。そのとき世界は共産党独裁時代を懐かしむ。。。かもしれない。
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