Friday, September 10, 2010

河合隼雄

何にもしないことの大切さ 。。。 何もしないことに全力をつくす
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情報化の時代と言う。しかし、多くの情報はモノに関することではないだろうか。。。コツコツ働いてお金を貯める。しかし、もっと上手に多額の金を手に入れる人たちに関する情報が入ってくる。情報が人を追いたてる。これは大変だということで、誰もがセカセカし、イライラする。
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拡大した欲望を満たすことのみを幸福と考えることも問題である。。。何かを断念することによって、それまで気づかなかったまったく新しい世界がひろがり、新しい幸福を手にすることになる。欲望の追求に熱心な人は、はた目には多くのものを獲得したり、極めて効率のよい仕事をしたりして幸福そうに見えるが、その人はそれを遂行するのにあくせくとして、心の休まるときがない、ということもある。
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よい成績取って、金持ちになって、結婚して、あくせくして、結局人間は死ぬわけでしょう? なんのために人生生きてるのか?。。。みなさんの評価の高いのをやっているだけ。評価の基準がずっと外にあるんですよ。
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みんなに共通の便利な方法、よい方法、というのはない。だいたい便利な方法なんて大したことないんですよ。だれにでもできるんだから。
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いま現代人は、みんな「社会」病にかかっているんです。なにも、社会の役になんて立たんでもええわけですよ。。。ただ外に出て働いているだけなのに社会に貢献していると思っている人がいる。貢献なんてしてないですよね、金儲けに行ってるだけでしょ。。。社会へ出て行くとか、だいたい社会というものが、あるのか、ないのか。

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