文部科学省
- 放射性物質というのは、安定していない状態の物質です。このため、より安定な物質に変化しようとします。放射性物質が安定な物質に変化する際にエネルギーを放出します。これが放射線です。安定な物質になると、これ以上放射線は出しません。
- 放射性物質は安定な物質に変化するので、放射能は時間が経つとともにどんどん弱くなっていきます。
- “放射線から身を守る”という立場で、必要のない放射線をできるだけ受けないようにすることは、大切です。しかし、過剰な対策は、生活に支障をきたしたり、偏見を産み出したりすることにもつながります。
- 放射性物質を体内に取り込んでしまうことを「内部被ばく」といい、そうなると、放射性物質を洗い流したりできないので、注意が必要です。ただし、放射性物質をいったん体内に取り込んでも、排泄時に体外に排出されたり、自然に放射能が弱まったりすることで、放射線の影響は弱まっていきます。
- 放射能のことをいつもいつも考えていると、その考えがストレスとなって、不安症状や心身の不調を起こします。だから、不確かな情報や、人の噂などの風評に惑わされず、学校から正しい知識と情報をもらって、毎日、明るく、楽しく、仲良く、安心した生活を送ることが心身の病気を防ぐ一番よい方法です。
- 放射能は伝染しませんが、不安な気持ちは伝わります。地震や津波や放射能に関連した事柄を、不必要に思い出させたり、過剰に心配しない、させないことが大切です。
放射能を正しく理解するために
ReplyDelete教育現場の皆様へ
文部科学省 平成23年6月24日
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/06/24/1305089_0624_1.pdf