Sunday, December 9, 2012

岡田英弘

われわれ一人一人が経験で知っているとおり、人間というものは、生まれながらにして不平等なものだ。生まれついての能力にしても、育った環境にしても、みんなそれぞれ違う。それなのに、民主主義の制度は人間はみなそれぞれ、自由な意思で決断し、自立的にふるまう能力を持っている、ということを前提にして、作られている。現実には、大多数の人間は、自分がしていることも自分でわかるだけの頭もなく、自分の生き方を自分で決めるだけの強さもない。つまり民主主義には向かない。

3 comments:

  1. 歴史とはなにか

    by 岡田英弘

    第一部 歴史のある文明、歴史のない文明―歴史の定義/歴史のない文明の例/
       中国文明とはなにか/地中海文明とはなにか/日本文明の成立事情

    第二部 日本史はどう作られたか―神話をどう扱うべきか/
       「魏志倭人伝」の古代と現代/隣国と歴史を共有するむずかしさ

    第三部 現代史のとらえかた―時代区分は二つ/古代史のなかの区切り/
       国民国家とはなにか

    結語

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  2. 岡田宮脇研究室

    (岡田英弘と宮脇淳子夫妻の私設研究室)

    http://www10.ocn.ne.jp/~okamiya/

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  3. アメリカの民主主義の神の前に平等に作られているという前提が嘘

    フランスの平等も偽善

    でもって、

    岡田英弘は、よい歴史を書ける普遍的個人

    この本からは、敵意しか湧いてこない。

    (買った私が悪いのだけれど)725円と読むのに費やした時間を返してほしい。

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