Sunday, August 29, 2010

国井雅比古

長野と岐阜の県境にある標高3067メートルの御嶽山。神が宿る霊峰といわれ山には今も信仰が息づく。色とりどりの高山植物や深い緑色に輝く池など、楽園のような風景も多くの人を引きつけている。信仰に生き、89歳の今も登りたいと願う男性と、男性を背負って登る強力(ごうりき)。神秘の池に魅せられ、その信仰の心を描きたいと望む青年。60年の歴史を持つ学校登山に挑む中学生たち。山のひとときに身も心も清められる旅。同じ景色は二度とは現れない。一瞬一瞬がすばらしい。

1 comment:

  1. 人の気持ちも景色と同じ。同じ気持ちは二度と持てない。だからこそ一瞬一瞬の気持ちを大切にする。
    人の興味も同じ。災害のあと異常なまでに盛り上がった援助も、数か月で忘れ去られる。
    人の気持ちや興味は移り行くもの。

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