Saturday, January 28, 2012

坂根シルク

人と違うことは当たり前のはずなのに、友達と同じでないと不安を感じることが多い今のこどもたち。人に合わせることが必要なこともありますが、自分らしさを見つけ出し、それを認めることができると、自分と違う人の事も認めることができるようになり、人間関係も楽になります。ムーミンの住む世界が平和なのはムーミンたちがお互いの違いを認めているからなのです。 そして実はそれこそが本当の「国際人」になるためにも必要なことなのです。
日本では知らない人がいないムーミン。フィンランド人の作者が書いたムーミントロールの話は実はフィンランドとロシアが戦争中に作者が自分自身を慰めるために書いた物語でした。
ムーミンに登場する人物はみんな個性の強い、それぞれ違った性格や考え方、体つきをしています。人はお互いに異なって当たり前なのです。
その違いを認めることができると自分自身を認めるようになり、友達や周りの人だけでなく、世界のいろいろな文化や人を認めることができるようになるのです。

1 comment:

  1. フィンランド・ヘルシンキ生まれのフィンランド人です。3歳で初来日し、幼少期を大分市で過ごしました。小学校を卒業するまでは日本の教育を、その後はフィンランドの教育を受けた日本語とフィンランド語のバイリンガルです。
    1985年に再来日してから2004年までの20年間、複数の在日フィンランド企業に勤務しながら公立学校に通っていた1男1女を育てました。(現在長男は大学3年生、娘は高校2年生です。)
    2005年から2007年までの2年間、2人の子どもと(当時高1と小5)フィンランドに一時帰国中、子供たちは現地校に通い、親子で日本の学校との差を体験しました。
    2007年3月日本に再来日してからは生活の拠点を東京に戻してからはフリーでフィンランド語通訳・翻訳家として活動する傍ら、2011年秋からはフィンランド代表として
    日本テレビ系列の
    「なんでもワールドランキング・ネプ&イモトの世界番付」
    にレギュラー出演するなど、首都圏内外やメディアでも幅広くフィンランドの文化や教育について講演させていただいております。
    日本とフィンランド両国での生活経験や、母親として両国の教育に接した実体験など、フィンランドの教育・社会・家庭・文化などについて日本と比較しながら、まためったに聞くことができないフィンランド社会の問題点にも触れながらお話はさせていただいており、「他では聞くことのできない貴重な話」、と高く評価していただいております。
    学校関係者や保護者、自治体の担当者様からいただいた感想です:
    ・「国際的な視野で、両国の教育を受けた当事者・母親としての視点からのお話をうかがえて、大変興味深かった」
    ・「フィンランドの社会や教育システムの問題点の指摘もこの講演でしか聞けなかった」
    ・「日本との対比でそれぞれの長・短所が認識できた」
    ・「明日からでも実践できるヒントが散らばっていた」
    ・「坂根シルックさんの立ち姿が美しくてみとれてしまいました。内から出ているオーラを感じました。女性の美しさは、自分をしっかり持つことなのかなと考えました。」
    また、国際理解教育や国際交流活動の一環として、小学・中学・高校の生徒向けの講演も行っていますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

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