Monday, January 28, 2013

佐藤栄作記念国連大学協賛財団

本財団は、佐藤栄作元総理が1974年12月に授与されたノーベル平和賞賞金を基に、故人のご意志により「国際連合の下に設立された国連大学の発展に協力する等世界の平和と福祉の向上に資すること」を目的とし、外務省と文部科学省が共管する財団法人として1975年11月11日設立されました。
故佐藤栄作元総理は、世界の平和と福祉の向上を理想とし、その達成には国連が特に大きな役割を持つと考えておられました。それゆえ、国連大学創設と日本誘致に非常な努力を払われ、国連大学の振興を強く望まれていました。本財団はこの故佐藤栄作元総理のご意志を受け継ぎ、国連大学の発展と世界の平和と福祉の向上に貢献することを目的としております。

1 comment:

  1. 1969年、ウ・タント国連事務総長(当時)が、国連総会で国際的な大学院大学としての国連大学創設を提唱。

    当時日本に本部を置く国連機関がなかったこともあり、日本国内で同大学の設立・誘致の機運が高まり、1970年4月にウ・タント国連事務総長が訪日した際、佐藤栄作総理(当時)は国連大学創設構想実現への協力を日本政府として約束した。

    1972年、第27回国連総会で国連大学設立決議を採択。ただし、英国、米国等主要国が伝統的な意味での「大学」とすることに反対したため、「学者・研究者の国際的共同体」として設立されることとなった。

    日本の協力は1972年以来行われている(設立・運営のため1億ドルを拠出)。

    1973年第28回国連総会は「国連大学憲章」を採択。国連大学本部を東京首都圏内に設置することが決定した。

    1975年、東京・渋谷・東邦生命ビル内に国連大学暫定本部を開設し、本格的な活動を開始。

    1992年、東京・青山に新本部ビル(建築家 丹下健三による地下1階、地上14階、塔屋1階の超豪華ビル)完成。土地は東京都が無償提供、建物の建設経費は文部省が負担した(総工費118億円)。

    いろいろ調べてみて、何百億円もの日本の支出のおかげで青山に素晴らしいビルがあるというのはわかったが、そのビルがあることが国民にとっていいことなのかは結局わからなかった。もっと言えば、佐藤栄作がなんのために国連大学を誘致したかったのか、知ろうとしても、手がかりさえつかめなかった。

    大蔵大臣をしていた頃、共産主義と戦うためといってアメリカから数百万ドルを引き出した佐藤栄作が、なんの見返りもなく国連大学の誘致など考えるわけがない、などと思った私の心が曇っていたのだろうか。それともなにかが隠されているのだろうか。

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