Sunday, February 5, 2012

兼好法師

世の人相逢ふ時、暫くも黙止する事なし。必ず言葉あり。その事を聞くに、多くは無益の談なり。世間の浮説、人の是非、自他のために、失多く、得少し。
これを語る時、互ひの心に、無益の事なりといふ事を知らず。

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  1. 『徒然草』 第164段

    兼好法師(吉田兼好)

    鎌倉時代末期(14世紀前半)

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