Sunday, June 3, 2012

法務省人権擁護局

「人権」という言葉からあなたはどんな印象を受けますか。「とても大切なもの」それとも「何だか堅苦しくて難しいもの」,はたまた「自分には関係ないもの」でしょうか。 「人権」とは「全ての人々が生命と自由を確保し,それぞれの幸福を追求する権利」あるいは「人間が人間らしく生きる権利で,生まれながらに持つ権利」であり,誰にとっても身近で大切なもの,日常の思いやりの心によって守られるものだと私たちは考えています。子どもたちに対しては,「命を大切にすること」,「みんなと仲良くすること」と話しています。 「人権」は難しいものではなく,誰でも心で理解し,感じることのできるものです。しかし,現実の社会では,保護者からの虐待によって子どもの命が奪われたり,パートナーからの暴力によって心や身体に深い傷を受けることがあります。高齢だから,障害があるから,同和地区出身者だから,外国人だからということで差別を受けることもあります。ハンセン病に対する誤った認識や偏見により,現在でも故郷に帰ることができない方もいます。どれも悲しく痛ましい人権問題です。このようなことがどうして起こるのでしょうか。どうすればこのようなことをなくせるでしょうか。

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