Monday, July 23, 2012

佐々木毅

民主主義といっても中学・高校の教科書にあったように古代のギリシャから形が出来上がってきて、そしてこの3世紀くらいの間にだんだん近代の民主政治というものが定着してきた。ということがあって、その古代のギリシャと近代の民主政治の大きな違いは、基本的人権とかね、人間の自由と平等というものを基盤にして民主主義を制度化する、仕組みを作っていく、という点にあったわけなのですが、民主主義も政治の仕組みでありますから、やはり結果を出さないといけないということがあるわけですね。考えてみれば、何千万人もの人間が政治に参加するというような政治体制ですから、揺らいでいないかと言われれば毎日揺らいでいる、という面が否応無しにあるわけですね。
ですから、民主主義は、みんなが参加するのはいいのだけれども、果たして結果を出せるかなあ、ということが実は古代以来、ギリシャの民主政治もそうだったんですけど、ずっと問われてきたテーマなんですよね。

3 comments:

  1. 民主主義という不思議な仕組み

    by 佐々木毅

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  2. 日本も相当長い間にわたって民主主義を実践してきました。こうした体験を重ねてくれば、民主主義の「素晴らしさ」を説く議論があるかと思えば、他方ではそれを「けなす」議論をしていい気分になっている向きもあります。しかし、それもそろそろ卒業すべきでしょう。日本の民主主義はまさに、こうした段階の真っ只中にいるのです。つまり、そろそろ欠陥や「訳の分からなさ」を見据えながら、それを具体的に改善する方法を探らねばなりません。民主主義の「素晴らしさ」を讃える議論とそれを「冷やかす」「けなす」議論とのやりとりは、いわば空中戦というべきものです。しかし、本当に必要なのは、地道に一歩一歩何をどう変えていくかという地上戦なのです。

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  3. http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/771.html

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