松永真理

基本的に自分のやりたいと思ったことを自由に行っています。自由というのが私にとって一番重要なキーワードなんです。

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働き始めてからちょうど３０年たちましたが、３０年前から今の自分を予想していたかというと、まったく予想がつきませんでした。働いていること自体考えてなかったですね。昨今言われている、キャリアプランニング、「１０年後何をしているか考えろ」、というような考え方はかなりのプレッシャーですよね。私も推奨している、「Planned Happenstance(=計画的偶然性)」理論というものがあるのですが、それは「個人のキャリアは、計画的ではない偶然性によって形成される」という考え方なんです。この理論では、この計画的偶然性を具現化するには５つの行動特性、「好奇心」、「リスクテイク」、「こだわり」、「楽観主義」、「柔軟性」があると言われてます。そういう行動特性が、確かに私にもあるみたいですね。そのような特性があって、リクルートに入り、ＮＴＴドコモに行き、今の自分が形成されたのだと思います。だから決してフラットに、計画通りにきたわけではないのですよ。岐路に立ちかかった時は、理屈じゃなくて、直感で、心に無理がないことを選んできました。