Sunday, November 6, 2011

文部省

  • みなさん、国を愛し、国に尽くすように、自分の住んでいる地方を愛し、自分の地方のために尽くしましょう。
  • こんどの戦争で、天皇陛下は、大変なご苦労をなさいました。
    なぜならば、古い憲法では、天皇をお助けしてくにの仕事をした人々は、国民全体が選んだ物でなかったので、国民の考えと離れて、とうとう戦争になったからです。
    そこで、この先、国を治めていくについて、二度とこのようなことがないように、新しい憲法をこしらえるとき、大変苦心を致しました。
  • ですから、私たちは、天皇陛下を、私たちの真ん中にしっかりとお置きして、国を治めていくについて、ご苦労のないようにしなければなりません。
  • なるべくおおぜいの人の意見で、物事を決めてゆくことが、民主主義のやりかたです。
  • 国民ぜんたいの意見で、国を治めてゆくのがいちばんよいのです。
  • よその国との争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。
  • みなさん、あのおそろしい戦争が、二度とおこらないように、また戦争を二度とおこさないようにいたしましょう。

2 comments:

  1. 『あたらしい憲法のはなし・民主主義』、文部省著作教科書、展望社

    日本国憲法施行直後に文部省から出版された『あたらしい憲法のはなし』『民主主義』の復刊書

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  2. アニヲタで法律ヲタの元某大学法学部生:
    http://d.hatena.ne.jp/ronnor/20051020/1129779189#20051020f1

    「あたらしい憲法のはなし」ほど、「進歩的」な(ようするに、「サヨ」なんですが、言葉遣いで論争をする気はないので、進歩的といいたいなら、進歩的でかまいません)人達の護憲宣伝に利用されている本はない。

    (一般論として)左翼が宣伝に使うからといって、その本の内容が左翼的とは限らない。
    その逆もしかりである。
    きちんと、原典に当って確認することの大切さを思い知らされた。

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